根付
風 風

 風は気体の流れで眼に見えない。甲骨文では「風」を帆と鳥で示し、秦の時代には簡略して竜(虫と書いた)の振る舞いにより、帆が膨らむ
形に変化した。その着想に驚く。彫刻の構想は、架空の生物が空中を食べるが如く泳ぐ姿で「風」を表現した。黄楊 max78mm、37g

挿絵8 挿絵7