根付
天道虫と万両 天道虫と万両

 庭の一隅に低木の比較的地味な年中濃緑の葉を蓄えた万両がある。少しひだがあり、赤子の手の様に丸まった形だが、秋になるとやがて
米粒のような白い花が緑色の実となり、真冬になると小さなチェリーの様な房となり、殺風景な庭でひときわ注目をひく。デザインは葉の
ひだと丸まった形を誇張した。天道虫の本体は黒タンで、葉は黄楊材に脚も浮彫りさせ、黒く着色し、胴体と竹串で連結する。皿直径70mm

挿絵4 挿絵3